年度末関係ないんだよね?

って仕事をしているはずなのに、ここ最近、仕事がバシバシ飛んできていて、あまり更新ができていないね。

とまぁ、それはともかくとして、もう終了してしまったが、『渋川春海と江戸時代の天文学者たち』展を観てきたので、どんな感じだったのかを書いてみましょうか。


こうした、大々的なポスターがあるのだが、実は特別展ではなく、常設展なのである。

よって、普通の入場チケットで観られた。

ここで、紹介されている渋川春海は、『天地明察』の主人公であり、江戸時代に日本で初めての暦を作った天文学者だ。

天文学とは、それはすなわち、日々生活をして行く上で重要な暦を作るという作業でもあった。そして、地球を知る上でも重要な道標となる学問だ。

入ってみると、一番最初に目に入ってくるのは、渋川春海が作った天球儀地球儀だ。

渋川春海が作った天球儀

渋川春海が作った地球儀

いかにも古びたという感じだが、実に味がある。

つーか、地球儀の写真の緑の部分が日本なのだが、

本州でかっ

北海道と四国と九州、ちいさっ!

って感じで、面白かった。

しかし、天球儀は字が小さすぎて、読めん^^;

どうするかと思っていたら、ちゃんとデジタルデータで、観られるものが置いてあった。

しかも、現在の星座と合わせてあって非常にわかりやすかった。

これって、GISってことだよね。

球形とは言え、歪みのある古い地図をスキャンして、位置比定し、幾何補正をかけて、地図として観る。

まぁ、実際は、どっちに合わせたのかはわからんけどね。

その後、徳川吉宗麻田剛立高橋至時伊能忠敬…と。

一番の迫力は、やっぱり望遠鏡だったね。

なんか、流れは『江戸の天文学者 星空を翔ける 幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬まで』に非常に酷似していた。

と思ったら、それの著者の方が参画されていました。

なるほどね。

こんな立派な図録が無料で配布されていて、常設展ってすばらしい!

という感じであった。

次回も、常設展でおもしろそうなものがあったら行ってみましょうかね。

渋川春海をはじめとした江戸時代の天文学者たちは、以下の本や映画などを観ると、いろいろと知ることができますよ。