ちょうど、75年前の今日、太平洋戦争の始まりを告げる真珠湾攻撃が行われた。

「ニイタカヤマノボレ一二○八」

という暗号電文が伝えられたのは、少し前の1941年12月2日のことらしいが、これによって、日本海軍の南雲艦隊が真珠湾への奇襲攻撃を敢行した。

電文で言うと奇襲成功連絡の「トラトラトラ」も有名かな。

アメリカ合衆国との戦争を最後まで反対していた山本五十六がこの作戦を立てたというのも皮肉な話だが、山本五十六は、この攻撃でアメリカ合衆国の出鼻をくじいて、厭戦気分を引き出して、早期停戦を望んでいたというのは、何かの本で読んだような気がする。

まぁ、実際は、大日本帝国の宣戦布告が遅れたことによって、だまし討ち扱いされて、逆にアメリカ合衆国民の戦意を高揚してしまったわけだが。

誰が悪かったんだか。

アメリカ合衆国では、この日は重要な日であり、各地で慰霊の式典が行われたそうだ。

真珠湾攻撃から75年 全米各地で追悼式典行われる(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース:http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20161208-00000984-fnn-int

ちなみに、この新高山(にいたかやま)というのは、当時、日本で一番高かった山であり、現在の台湾の玉山に当たるらしい。

台湾を統治下に置いていた日本は、富士山ではなく、玉山の方が高かったのだ。

なんか、天下の富士山が日本一という印象と、京都に並ぶ日本人の心のふるさとということを考えると、少し不思議な気がする。

ちなみに、玉山はここ。

wikipedia情報なので、真偽は定かではないが、一応、標高3,952mあるらしい。

ちなみに、どうでも良い話だが、こういった話は、私は高校生くらいの時に荒巻義雄著の『紺碧の艦隊』シリーズを読んで、仕入れたんだったかな。

『紺碧の艦隊』と『旭日の艦隊』は、第二次世界大戦で死んだ山本五十六が後世に記憶を持ったまま生まれ変わって、日本を救っていくというSF小説だが、私の地理の知識の1/3くらいはここから仕入れたような気がしないでもない。

太平洋の小島の名前とか、インドのマニアックな地名とか…

地名だけではなく、経済や地政学といった話も織り交ぜられており、まぁ、勉強になったかな。

昔語りだった。

ちなみに、漫画化とアニメ化されていて、これはこれで面白い。

ちょっと、地理に行き詰まっている一とかは読んでみると、違った視点で地理を覚えられるかも知れない。

ちなみに、残りの2/3のうちの半分は、光栄の『大航海時代』だろうな。

不純な動機で、純粋に知識を蓄積していくという、不思議な人生を送ってきたのであった。