かなり遅くなってしまいましたが、先月(10/15~16)で行われた地理情報システム学会の学術大会についてお話を載せておきましょう。
GIS(地理情報システム)学会では、毎年一回学術研究発表大会を開いている。
過去には、台風で中止なんてこともあったが、今年は問題なく開催された。
今年の開催場所は、立正大学。
立正大学というと、熊谷を思い出してしまうが、今回は、品川キャンパスとのこと。
まぁ、品川と言っても大崎なんだがな。
今回は、なぜか二日目に見たい発表が重なっているという、なんだか残念な感じになっていたね。
しかし、聞いて、見て、面白かったのは、ポスターが多かったかな。
○「みんなでつくろう自転車安全マップ」の取り組み
立命館大学と大学生協が組んで、自転車事故をマッピングして、危ないところを確認し合おうという取り組み。
大学生協が行っている保険の事故報告をマッピングしているらしい。
それをみんなで簡単に確認できるようにしましたよってところか。
非常に良い取り組みだと思う。
自転車事故は、誰しもが起こりうる身近なイベントで、誰しもが考えなければならないことなので、それが見える化するということは非常に意義がある。
また、自動車事故ほどのインパクトがないから、見過ごされがちになっていて、情報が出ていない。出ていても、周知されていない。
これはまた、行政などに連携することによって、危険箇所の削減にも寄与できる。
しっかりと機能すれば、自転車事故が減る重要なプロジェクトなので、ぜひとも進めていってもらいたい。
ついでにいうと、大学生協は日本全国にあるのだから、もっと広域に広がれば良いんだがなー。
これからに期待ということでしょうか。
○絵ハガキ時空間マップの構築と時空間情報管理の課題と展望―横浜関内デジタル時空間マップの構築に向けて―
絵ハガキというのも、立派な空間情報と言える。
写真、ほど正確ではなくとも、その時間のその場所を切り出したということに関しては、場所と情報を内包している。
もちろん、鳥瞰図などは、絵なので、正確かどうかといわれると、微妙なところもあるのだが、それでも、そこでそれが絵として残ったということには、なんらかの意味がある。
そして、その意味に加えて、今、新しい意味を見いだすこともできる。
それが時間情報を合わせた時空間情報としての価値なのだと言えよう。
面白かった。
これかな?
違ったらすいません。
実は、発表よりも、懇親会の方が面白かった。
なんか知らんけど、歴代の学会長が勢揃いしてたしね。
地理学会は、アカデミックな人々が多いのだけど、GIS学会は、企業の人々が多いので、ちょっと雰囲気が違うんだよね。
ここが一番っていうのがどうなのというところではあるが、楽しめたので良かった。
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