世間では、ポケモンGOが流行っているらしい。
ポケモン効果によって、任天堂とマクドナルドの株価が急騰したり、真夜中の公園に人がいっぱい居たり、なかなかの社会現象になっているようで。
私も、ちょっとやってみた。
電池の消費が激しいね。
ただ置いていただけなのに、かなり電池を食ったよ。
そして、ただ置いていただけなのに、うろうろ歩いていたよ笑
ポケモンGOは、Ingressを開発したナイアンティック社が開発した位置ゲーともいうべきものか。
GISをスマートフォンゲームとして用いた良い例であるとも言える。
GPS、というか、スマートフォンの位置情報を用いて、サーバーと通信しながら、特定の条件を満たすと、ポケモンが現れる、といった具合になっているようだ。
※GPSは、アメリカの汎地球測位システムとその衛星のことであり、スマートフォンは携帯基地局からの電波で位置座標を得ているので、GPSではない。
常に通信しているから、電池食うんだろうね。
そして、うろうろと歩いているというのは、つまり、それだけ位置の精度に誤差があるってことなんだろうね。
後、たまに起動すると、海の中に落ちるときもある。
ここはどこだ?
おそらく、ギニア湾かな。
つまり、緯度経度0の座標。
位置座標が取れていないということか。
このゲームは、なかなかそういった位置に対する依存性が強くて、上手くゲームができないといったことも起こりうるということか。
まぁ、当たり前か。
このポケモンGOのもう一つの特徴は、AR(拡張現実)を使っているということだろう。
カメラを使って、そのカメラの風景の中にポケモンを出すことによって、実際にそこにいるように思わせるということだ。
上手い手法だと思う。
ただ、道のど真ん中にポケモンがいきなり現れて、危ないったらない。
しかも、このアスファルトの道のど真ん中にマダツボミが現れるとか、なんか違和感ばっかりなんだよね。
そういう土地利用とかそういうのは加味してないのかね。
つまり、適当な位置について、適当にポケモンが出現するように設定されているだけということだ。
そのずさんさは、この現実にポケモンが現れるといったものに相反している。
結局は、ゲームとしての完成度は非常に低いんだよね。
せめて、土地利用に対するポケモンの設定を考慮していれば、面白さが倍増するんだがね。
位置ゲーと言える一方で、位置しか使っていないゲーになっていて、地理情報はほぼ使われていない。
つまり、GISゲームとは言えないのである。
さらにいうと、ポケモン世代である私にとって、けっこうレアなポケモンがいきなりゲットできてしまうことにどん引きしてしまった。
ポケモンは、ポケモンを育てていき、進化させていくところが大きな魅力の一つだったのにも関わらず、そういったものはかなり壊されている。
ポケモンが現れたときも、モンスターボールをひたすら投げることしかできない。
本来なら、ポケモンを戦わせて、少し弱らせてからモンスターボールを投げて、捕まえるのだが、そういったことはできない。
結局は、ゲームのゲーム性は非常に低い。
単純作業になってしまっているので、すぐに皆さん飽きるのではなかろうか?
もっとも、鳥取砂丘では、ポケモン特区を作ったみたいで、かなり、人を呼んでいるらしい。
マクドナルドもポケモンのジムとなっていて、人が集まっているようだ。
この辺りをもう少しゲーム性を取り入れて、しっかりとやっていけば、観光ツールの一つにも成り、かなり永続的に稼げる財産になると思うのだが、残念だ。
とりあえず、このフィーバーはいつまで続くのか。
上手いと思いつつ、残念だなとも思うのであった。
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